STATEMENT

《制作動機》

私は「大人数」対「個人」での関わり合いと「一対一」でのそれとの差に違和感を覚えることが多く、個人がどのように周囲と接点を持ち、その接地面がどのように伸縮するのかに興味を持ちながら制作をしている。 また、体の状態は目の前の出来事をどう感じとるかということへ強く影響があると思っているため、今の時代特有の日常で強いられる姿勢にも関心があり、表現の中にその動きの痕跡を残したいと考えている。 最近は主にインタビューや街中でのゲリラパフォーマンス手法を用いて、一度も離れたことのない出身地である東京という街を構成する自身の体と強迫観念をきっかけにしたインスタレーションを展開する。 今何を無意識に受け入れているのかを知りたい欲求と、私の感情は私だけのものではなく都市生活者皆が抱えているものかもしれないという憶測との交点が、制作に向けるエネルギーの源だ。